PCOCC製造中止でこれからどうなる？ ケーブルメーカー3社に突撃取材！

【第40回】PCOCC製造中止でこれからどうなる？ ケーブルメーカー3社に突撃取材！

[제40회] PCOCC 생산 중단으로 앞으로 어떻게 될까? 케이블 메이커 3사를 돌격 취재!

公開日 2013/03/29 10:19高橋敦

■衝撃の「PCOCC」製造中止発表！ オーディオケーブルはこれからどうなる？

충격의 'PCOCC' 생산 중단 발표! 오디오 케이블은 앞으로 어떻게 될까?

 

先日、古河電気工業が、同社独自の金属素材「PCOCC」の製造および販売を中止すると発表した。このことは当サイトでも発表当日に報じられ、大きな反響を呼んだ（関連ニュース）。PCOCCはオーディオケーブルの導体素材として活用されており、音質的な優位性の高いものとして有名だ。それが近い将来使えなくなるということで、オーディオファンの間に衝撃が走ったわけだ。もちろん僕にも衝撃が走った。

얼마 전, 후루카와전기공업이 자사의 독자적인 금속 소재 'PCOCC'의 제조 및 판매를 중단한다고 발표했다. PCOCC는 오디오 케이블의 도체 소재로 활용되고 있으며, 음질적 우위가 높은 것으로 유명한데, 이 소식은 본 사이트에서도 발표 당일 보도되어 큰 반향을 일으켰다(관련 기사). 그것이 머지않아 사용할 수 없게 된다는 소식에 오디오 애호가들 사이에 충격이 일었던 것이다. 물론 나 역시 충격이 컸다.

さて、オーディオケーブルはこれからどうなるのか？

그렇다면 오디오 케이블은 앞으로 어떻게 될까?

そこで今回は「絶対領域：特別編」として、PCOCCを採用したオーディオケーブルを展開している主要ブランドのうち、アコースティック・リバイブ、サエク、オヤイデ電気の3社にメールおよび直接のインタビュー取材を敢行し「PCOCC製造中止について」のお話を伺ってみた。本連載として今までにない形ではあるが、各社から得られた回答を見ることで、影響の大きさと今後の展望を探っていきたい。

그래서 이번에는 '절대영역: 특별편'으로 PCOCC를 채용한 오디오 케이블을 전개하고 있는 주요 브랜드 중 어쿠스틱 리바이브, 사에크, 오야이데 전기 등 3개사와 이메일 및 직접 인터뷰를 통해 'PCOCC 생산 중단에 대한 이야기'를 들어보았다. 본 연재에서는 지금까지 없었던 형태이지만, 각 사의 답변을 통해 그 영향의 크기와 향후 전망을 알아보고자 한다.

■「PCOCC」の実力・オーディオ的優位性をおさらい

'PCOCC'의 실력・오디오적 우위성을 재확인하다

まずは、ご存知の方には改めての説明は不要だろうが、PCOCCの基本的なところを確認しておこう。
먼저 PCOCC에 대해 잘 알고 있는 분이라면 다시 설명할 필요는 없겠지만, PCOCC의 기본적인 사항을 확인해보자.

PCOCCの名称は「Pure Cupper Ohno Continuous Casting」の略。日本語では直訳ではなく、その意味するところをわかりやすく伝える「単結晶状高純度無酸素銅」という呼び名が一般的だ。ちなみに「Ohno」とはこの素材の開発者である「大野」篤美氏の名前に由来する。

PCOCC의 명칭은 'Pure Copper Ohno Continuous Casting'의 약자다. 일본어로는 직역이 아닌, 그 의미를 알기 쉽게 전달하는 '단결정 고순도 무산소 구리'라는 명칭이 일반적이다. 참고로 'Ohno'는 이 소재의 개발자인 'Ohno' Atsumi Atsumi의 이름에서 유래했다.

その長所は、ずばり高純度であること。一般的な銅素材は多数の結晶から構成されており、その結晶粒界（結晶と結晶の隙間）に不純物が入り込んでしまうのは避けがたかった。しかし特殊な製法によって結晶構造を単一化された単結晶銅であるPCOCCには結晶粒界がないので、そこに不純物が入り込むことがない。よって高い純度を実現できる。高純度な銅素材は優れた導電特性を持ち、オーディオケーブル用素材として最適なのだ。

그 장점은 바로 고순도라는 점이다. 일반적인 구리 소재는 수많은 결정으로 구성되어 있어, 그 결정립계(결정과 결정 사이의 틈새)에 불순물이 들어가는 것은 피할 수 없는 문제였다. 그러나 특수한 제법에 의해 결정구조가 단일화된 단결정 구리인 PCOCC는 결정립계가 없어 불순물이 유입될 여지가 없다. 따라서 고순도를 실현할 수 있다. 고순도 구리 소재는 전도성이 뛰어나 오디오 케이블용 소재로 최적이다.

 

PCOCCを採用したケーブル各種。左から順に、アコースティック・リバイブの電源ケーブル「POWER SENSUAL」、オヤイデ電気のオーディオ用屋内配線「FF-20」

 PCOCC를 채용한 각종 케이블. 왼쪽부터 어쿠스틱 리바이브의 전원 케이블 'POWER SENSUAL', 오야이데 전기의 오디오용 실내 배선 'FF-20'.

実際にケーブルとしての実用性を確保するためには、柔軟性を持たせるためのアニール処理（焼き鈍し）が施されるが、その処理を経たものは「PCOCC-A」と呼ばれる。一般的な銅はアニール処理の際にも不純物が混入しやすいのだが、PCOCCの場合は前述の理由からこのアニール処理の際にも不純物が混入しにくい。つまりPCOCC-Aの優位はさらに大きくなる。

실제로 케이블로서의 실용성을 확보하기 위해서는 유연성을 갖기 위해 어닐링 처리(어닐링)를 하는데, 이 처리를 거친 것을 'PCOCC-A'라고 한다. 일반적인 구리는 어닐링 처리 시에도 불순물이 혼입되기 쉽지만, PCOCC의 경우 앞서 언급한 이유로 어닐링 처리 시에도 불순물이 혼입되기 어렵다. 즉, PCOCC-A의 우위는 더욱 커진다.

 

伊Carot Oneの「ERNESTOLO」日本限定モデルは、プリアンプ部とパワーアンプ部をつなぐステレオケーブにルにPCOCC-Aを採用したサエク製のオリジナルタイプを使用している

 

 이탈리아 Carot One의 'ERNESTOLO' 일본 한정 모델은 프리앰프부와 파워앰프부를 연결하는 스테레오 케이브에 PCOCC-A를 채용한 SAEK의 오리지널 타입을 사용하고 있다.

…というように、PCOCC-Aはオーディオケーブルの導体素材として優秀であり、それを採用した製品が数多く販売されている。なので今回の製造販売中止のニュースは、オーディオ的には「な、なんだってー！？」な事態なのだ。
... 이처럼 PCOCC-A는 오디오 케이블의 도체 소재로서 우수하며, 이를 채용한 제품이 많이 판매되고 있다. 그래서 이번 제조 판매 중단 소식은 오디오적으로는 '어, 뭐야! 라는 상황인 것이다.

■アコースティック・リバイブ、サエク、オヤイデ電気に「PCOCC製造中止でどうするアンケート」を実施！
어쿠스틱 리바이브, 사에크, 오야이데 전기에 'PCOCC 생산 중단으로 어떻게 할 것인가'라는 설문조사를 실시했다!

さて、PCOCC-Aを採用する製品を展開しているブランドにご協力頂いたアンケート取材の回答を見ていこう。質問内容は以下のシンプルな4つに絞らせていただいた。
그럼, PCOCC-A를 채용한 제품을 전개하고 있는 브랜드에 협조해 주신 설문 취재의 답변을 살펴보자. 질문 내용은 다음과 같이 간단한 4가지로 정리했다.

【1】現在の製品ラインナップにおけるPCOCC-Aの重要度は？
【2】それらの製品にPCOCC-Aを採用している理由は？
【3】PCOCC-A採用製品の今後の生産の見通しは？
【4】今後の製品開発への影響は？

1】현재 제품 라인업에서 PCOCC-A의 중요도는?
2] 해당 제품에 PCOCC-A를 채택한 이유는?
3】PCOCC-A 채용 제품의 향후 생산 전망은?
4】향후 제품 개발에 미치는 영향은?

これらへの回答を通して、現状から当面、そして今後の影響までを探っていきたいと思う。では早速次頁より、まずはアコースティック・リバイブの回答から見ていこう。

이에 대한 답변을 통해 현재 상황부터 당분간, 그리고 앞으로의 영향까지 알아보고자 한다. 그럼 다음 페이지부터 어쿠스틱 리바이브의 답변부터 살펴보도록 하자.

 

 

■アコースティック・リバイブの回答

 

어쿠스틱 리바이브의 답변

まずはPCOCC-Aを（一般的な撚り線ではなく）単線で採用した製品が特徴的な、アコースティック・リバイブからの回答。ボリュームのある回答を頂いたのだが、要約という形で紹介させて頂きたい。
먼저 PCOCC-A를 (일반적인 연선이 아닌) 단선으로 채택한 제품이 특징인 어쿠스틱 리바이브의 답변. 방대한 양의 답변을 받았지만, 요약해서 소개하고자 한다.

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Q：現在の製品ラインナップにおけるPCOCC-Aの重要度は？
A：ラインナップする全てのケーブルの他、電源ボックス等の内部配線にも採用している。つまり導体を使用する製品の全てに採用しており、各製品のクオリティや音質を決める素材としての重要度は非常に高い。

Q : 현재 제품 라인업에서 PCOCC-A의 중요도는?
A : 라인업하는 모든 케이블 외에도 전원 박스 등의 내부 배선에도 채택하고 있다. 즉, 도체를 사용하는 모든 제품에 채택하고 있으며, 각 제품의 품질과 음질을 결정하는 소재로써의 중요성은 매우 높다.

 

PCOCC-Aを採用したIEEE1394ケーブル「FW-1.0TR-SF」PCOCC-A를 채용한 IEEE1394 케이블 'FW-1.0TR-SF'

内部配線にPCOCC-Aを採用するLANターミネーター「RLT-1」 내부 배선에 PCOCC-A를 채용한 LAN 터미네이터 'RLT-1'

Q：それらの製品にPCOCC-Aを採用している理由は？
A：様々な導体を試してきた中で、素のPCOCCは音質的にハイ上がりで、アコースティック・リバイブの特徴である単線構造で利用すると、素材の鳴きによるピーク感の発生が避けられなかった。しかし古河電工からその後新たに提案されたPCOCC-Aではその問題がなく、むしろ非常に低重心で高密度で厚みのある低歪みで純度の高い音質であったため、採用を決めた。

Q: 해당 제품에 PCOCC-A를 채택한 이유는?
A: 다양한 도체를 시험해 본 결과, PCOCC는 음질적으로 하이파이브의 특징인 단선 구조로 사용하면 소재의 울림에 의한 피크감 발생을 피할 수 없었다. 그러나 이후 후루카와전기가 새롭게 제안한 PCOCC-A에서는 이러한 문제가 없었고, 오히려 매우 저중심으로 고밀도, 고밀도, 두께, 저왜곡의 순도 높은 음질이었기 때문에 채용을 결정하게 되었다.


Q：PCOCC-A採用製品の今後の生産の見通しは？
A：古河電工がPCOCC-Aの発注を受け付けている間に、今後1年半から2年後まで持つ程度の在庫を発注する予定。しかし他の業者からも大量の発注がかかっているとのことで、希望の発注分を確保できるかは現在のところ不明。その状況次第では近日に生産完了とせざるを得ない製品が多数出る可能性もある。
Q: PCOCC-A 채용 제품의 향후 생산 전망은?
A: Furukawa Electric이 PCOCC-A의 주문을 받는 동안 향후 1년 반에서 2년 후까지 보유할 수 있는 정도의 재고를 주문할 예정이다. 그러나 다른 업체로부터도 대량 주문이 들어오고 있어, 원하는 주문량을 확보할 수 있을지는 현재로서는 알 수 없다. 상황에 따라서는 조만간 생산 완료를 해야 하는 제품이 다수 나올 가능성도 있다.


Q：今後の製品開発への影響は？
A：現在、海外も含め、PCOCC-Aと同等以上となる素材を探している段階。製法なども含めて、良質な導体の開発ができるかを検討中。しかしPCOCC-Aよりも良質な素材を発見、または開発できなかった場合は、ブランドのポリシーとしてグレードダウンをするわけにはいかないため、ケーブルや電源関係など導体を使用した製品の販売について、全て中止せざるを得なくなる。

Q: 향후 제품 개발에 미치는 영향은?
A: 현재 해외를 포함해 PCOCC-A와 동등 이상의 소재를 찾고 있는 단계이다. 제법 등을 포함하여 양질의 도체 개발이 가능한지 검토 중이다. 그러나 PCOCC-A보다 더 좋은 품질의 소재를 발견하거나 개발하지 못할 경우, 브랜드 정책상 등급을 낮출 수 없기 때문에 케이블이나 전원 관련 등 도체를 사용한 제품의 판매를 모두 중단할 수밖에 없다.

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アコースティック・リバイブはPCOCC-Aの可能性に早くから着目してそれを引き出してきたブランドだけに、その重要度は高く、製造販売停止の影響も大きそうだ。しかしすでに新たな導体を見つけるべく動き始めているとのことなので、首尾よく進むことを願いたい。
어쿠스틱 리바이브는 PCOCC-A의 가능성에 일찍이 주목하고 이를 이끌어낸 브랜드인 만큼 그 중요도가 높고, 제조 판매 중단의 영향도 클 것으로 보인다. 하지만 이미 새로운 도체를 찾기 위해 움직이기 시작했다고 하니 잘 진행되기를 바란다.

またまだ不確定ではあるが、今後1年半～2年分程度の製品供給をまかなえるだけのPCOCC-Aをストックする予定とのことで、同社の現行製品が当面は維持されるというのは、せめてもの朗報だ。

또한 아직 불확실하지만 향후 1년 반~2년 정도의 제품 공급을 감당할 수 있을 만큼의 PCOCC-A를 비축할 예정이라고 하니, 적어도 당분간은 기존 제품이 유지될 것이라는 점은 그나마 다행스러운 소식이다.

 

 

 

■サエクの回答

SAEK의 답변

続いてはサエクだ。PCOCC-Aを単独で使用したケーブルもあるが、そのラインナップで特徴的なのは、6N高純度銅とPCOCC-Aを組み合わせたハイブリッド構造のケーブル。適材適所のハイブリッド構造は、PCOCC-Aの特性を深く理解しているからこその発想だろう。簡潔なご回答をいただいたので、文体を他と揃えるのみで、ほぼ全文を掲載させていただく。
PCOCC-A를 단독으로 사용한 케이블도 있지만, 6N 고순도 구리와 PCOCC-A를 조합한 하이브리드 구조의 케이블이 특징적인 라인업이다. 적재적소의 하이브리드 구조는 PCOCC-A의 특성을 깊이 이해하고 있기에 가능한 발상일 것이다. 간결한 답변을 주셨기에, 문체만 바꿔서 거의 전문을 싣는다.

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Q：現在の製品ラインナップにおけるPCOCC-Aの重要度は？
A：OFC、6N、PCOCCと製品に応じて導体を使い分けている。使用率としては製品の約50％。重要な導体の一つ。

Q : 현재 제품 라인업에서 PCOCC-A의 중요도는?
A: OFC, 6N, PCOCC와 제품에 따라 도체를 구분하여 사용하고 있다. 사용률로서는 제품의 약 50%. 중요한 도체 중 하나다. 

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Q：それらの製品にPCOCC-Aを採用している理由は？
A：PCOCCは結晶の隙間が非常に少ないので、導通性能に優れる。抵抗が少ないので歪みの少ない伝送が可能になるため、採用している。
Q: 해당 제품에 PCOCC-A를 채택한 이유는?
A: PCOCC는 결정의 틈새가 매우 적기 때문에 도통 성능이 우수하다. 저항이 적기 때문에 왜곡이 적은 전송이 가능하기 때문에 채택하고 있다.

Q：PCOCC-A採用製品の今後の生産の見通しは？
A：古河製の導体を使用した製品については、この先1年半から2年程度の期間に市場へ出せるようストックしておきたいと考えている。
Q: PCOCC-A 채용 제품의 향후 생산 전망은?
A: 후루카와의 도체를 사용한 제품에 대해서는 향후 1년 반에서 2년 정도의 기간 동안 시장에 출시할 수 있도록 재고를 확보해두고자 한다.

Q：今後の製品開発への影響は？
A：入手可能な導体を最大限生かせるような改良を検討中。海外の優秀な導体を導入する事も検討している。
Q：향후 제품 개발에 미치는 영향은?
A: 가용 가능한 도체를 최대한 살릴 수 있는 개선을 검토 중이다. 해외의 우수한 도체를 도입하는 것도 검토하고 있다.

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アコースティック・リバイブからの回答にもあったが、まず当面の対応としては、この先1年半～2年分ほどのPCOCC-A素材をストックするとのこと。その間に新素材の選定、新製品の開発を進めるということになるのだろう。オーディオファンとしてはそこに期待するしかない。お願いします！

어쿠스틱 리바이브의 답변에도 있었지만, 우선 당장의 대응으로는 향후 1년 반~2년 정도의 PCOCC-A 소재를 재고로 확보할 예정이라고 한다. 그 사이에 신소재 선정, 신제품 개발을 진행하겠다는 것이다. 오디오 애호가로서 기대할 수밖에 없다. 부탁합니다!

また両社とも、海外製の素材に目を向けていることにも注目したい。さて、最後はオヤイデ電気の回答を見てみよう。

또한 양사 모두 해외산 소재에 눈을 돌리고 있다는 점에도 주목하고 싶다. 마지막으로 오야이데전기의 답변을 살펴보자.

 

■オヤイデ電気の回答 오야이데 전기의 답변

オヤイデ電気は、PCOCC-A採用ケーブルを価格帯にしても種類にしても実に広範にラインナップするブランドだ。
오야이데 전기는 PCOCC-A를 채용한 케이블을 가격대나 종류에 있어서도 매우 폭넓은 라인업을 갖추고 있는 브랜드이다.

なおオヤイデ電気には、最初にアンケートにお答え頂いて、その後にインタビューにもおつきあいを頂くという形をとらせて頂いた。なのでアンケートの方はインタビューの叩き台程度にということで、ザックリとしたお答えにして頂いている。
참고로 오야이데 전기에는 먼저 설문에 응답해 주시고, 그 후에 인터뷰에 응해 주시는 형식을 취했다. 그래서 설문조사는 인터뷰의 기초를 다지는 정도에 그쳐서, 간략하게 답변해 주셨으면 하는 바람이다.

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Q：現在の製品ラインナップにおけるPCOCC-Aの重要度は？
A：TUNAMIシリーズ（電源ケーブル/スピーカーケーブル/RCAケーブル/XLRケーブル）、ACROSSシリーズ（スピーカーケーブル/RCAケーブル/XLRケーブル）、Black Mambaシリーズ（電源ケーブル）など、主力ケーブル類に採用。

Q：현재 제품 라인업에서 PCOCC-A의 중요도는?
A: TUNAMI 시리즈(전원 케이블/스피커 케이블/RCA 케이블/XLR 케이블), ACROSS 시리즈(스피커 케이블/RCA 케이블/XLR 케이블), Black Mamba 시리즈(전원 케이블) 등 주력 케이블류에 채택하고 있다.

 

TUNAMIシリーズのケーブル TUNAMI 시리즈 케이블

ゼンハイザー製ヘッドホン用のリケーブル「HPC-62HDX」 젠하이저 헤드폰용 리케이블 'HPC-62HDX'

Q：それらの製品にPCOCC-Aを採用している理由は？
A：他に良い線材がなかったため。
Q: 해당 제품에 PCOCC-A를 채택한 이유는 무엇인가요?
A: 다른 좋은 선재가 없었기 때문입니다.

Q：PCOCC-A採用製品の今後の生産の見通しは？
A：二年分のPCOCC-Aの在庫を確保予定。
Q: PCOCC-A 채용 제품의 향후 생산 전망은?
A: 2년치 PCOCC-A 재고를 확보할 예정이다.


Q：今後の製品開発への影響は？
A：PCOCC-Aの代用となる素材はない。
Q : 향후 제품 개발에 미치는 영향은?
A : PCOCC-A를 대체할 수 있는 소재는 없다.

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やはりPCOCC-Aの重要度は高いようだ。他社と同じく当面の在庫を確保予定というところは一安心ではあるが…
역시 PCOCC-A의 중요도는 높은 것 같다. 타사와 마찬가지로 당분간 재고를 확보할 예정이라는 점은 안심이 되긴 하지만....
しかしそれにしても、「他に良い線材がなかった」「PCOCC-Aの代用となる素材はない」となれば、いったいPCOCC-Aが完全に終了した後はどうなるのか？
하지만 그렇다고 해도 '다른 좋은 선재가 없었다', 'PCOCC-A를 대체할 수 있는 소재가 없다'고 한다면, 도대체 PCOCC-A가 완전히 종료된 후에는 어떻게 될까?

…というわけで、オヤイデ電気の代表取締役である村山智氏と、同社の荒川敬氏にお話を伺ってきた。

그래서 오야이데 전기의 대표이사인 무라야마 토모노리 씨와 아라카와 타케시 씨에게 이야기를 들어보았다.

一番左がオヤイデ電気 代表取締役 村山智氏。真ん中が僕・高橋で、右がオヤイデ電気の荒川敬氏

맨 왼쪽이 오야이데전기 대표이사 무라야마 사토시. 가운데가 필자 다카하시, 오른쪽이 오야이데 전기의 아라카와 타케시 씨.

 

 

 

■オヤイデ電気に突撃インタビュー！ 오야이데 전기에 대한 돌격 인터뷰!

「率直な感想としては、こまったなと。古河電工から知らせを受けたのは年明けで、寝耳に水でした。国産の良い素材が手に入らなくなるのは、本当に困ります。うちはケーブルのラインナップの70～80%程度にPCOCC-Aを採用していますので、影響は大きいです」。
"솔직한 심정은 '아차'라는 생각이 들었어요. 연초에 후루카와전기로부터 소식을 들었을 때 귀가 번쩍 뜨였어요. 국산 좋은 소재를 구할 수 없게 되는 건 정말 곤란한 일이죠. 저희 회사는 케이블 라인업의 70~80% 정도에 PCOCC-A를 채택하고 있기 때문에 영향이 큽니다."

今回の発表を受けての率直な感想を尋ねたところ、村山氏はそう語った。
이번 발표에 대한 솔직한 소감을 묻자 무라야마 대표는 이렇게 말했다.

オヤイデ電気とPCOCC-Aとの関係は深く長い。遡れば2005年に発売した「PA-02」シリーズがPCOCC-Aを初採用した製品。同社がケーブルブランドとして本格的に市場に参入してからさほど間を置かずに投入されている。そしてそのPA-02は現在まで続くロングセラーだ。ではそもそも、PA-02にPCOCC-Aを採用した理由はどこにあったのだろうか？

오야이데전기와 PCOCC-A의 인연은 깊고 길다. 2005년 출시한 'PA-02' 시리즈가 PCOCC-A를 처음 채용한 제품이다. 회사가 케이블 브랜드로서 본격적으로 시장에 진출한 지 얼마 지나지 않아 출시된 제품이다. 그리고 그 PA-02는 현재까지도 롱런하고 있는 스테디셀러다. 그렇다면 애초에 PA-02에 PCOCC-A를 채택한 이유는 무엇이었을까?

 

「PA-02」

今回メインでインタビューに答えて頂いた村山氏 이번 인터뷰의 주인공인 무라야마 씨

村山氏は、「ケーブルブランドとして市場に参入する時点で様々な導体素材を試聴したところ、PCOCC-Aの音が良かった。これはイケる！ と思いました。また、PCOCC-Aは日本製です。私たちは電材屋として海外の製品も扱っていますが、その中で日本製の線材の優秀さを実感しています。品質が安定しているのです」と説明する。
무라야마 씨는 "케이블 브랜드로서 시장에 진입하는 시점에서 다양한 도체 소재를 청음한 결과, PCOCC-A의 사운드가 좋았다. 이것은 괜찮다! '라고 생각했다. 또한 PCOCC-A는 일본산입니다. 우리는 전선업체로서 해외 제품도 취급하고 있지만, 그 중에서도 일본산 선재의 우수성을 실감하고 있습니다. 품질이 안정적입니다."라고 설명한다.

オーディオの至上命題である音の良さと、製品化するにあたって必要な品質の安定性を共に満たす素材がPCOCC-Aなのだという。それだけに「PCOCC-Aがなくなるから、じゃあ代わりに次はこれで」と簡単にはいかない。実際に村山氏も次のように語っている。

오디오의 지상명제인 좋은 소리와 제품화에 필요한 품질 안정성을 모두 만족시키는 소재가 바로 PCOCC-A라는 것이다. 그렇기 때문에 'PCOCC-A가 없어지니까, 그럼 다음에는 이것으로 대체하자'라고 쉽게 말할 수 있는 것은 아니다. 실제로 무라야마 씨도 다음과 같이 말한다.

「今のところ、そのままPCOCC-Aの代わりになるような相当品はありません。PCOCC-Aとは別の素材を探し出す必要がありますが、現在はまだ探し始めたばかりの段階です。世界最大の銅の生産国であるメキシコや、あるいは韓国の素材もリサーチしています。しかし先ほどお話ししたように、PCOCC-Aには国産素材ならではの品質の安定度という魅力もありました。現在の海外の素材がそれを満たしているのかは、実際に確認してみないことにはわかりません。また、オヤイデ電気としては国産素材のケーブル製品であることにも価値を見いだしてきましたので、そういったブランド思想との兼ね合いも悩ましいところです」。

"현재로서는 PCOCC-A를 그대로 대체할 수 있는 동등한 제품은 없습니다." PCOCC-A와 다른 소재를 찾아야 하는데, 현재로서는 이제 막 찾기 시작한 단계입니다. 세계 최대 구리 생산국인 멕시코, 혹은 한국의 소재도 연구하고 있습니다. 하지만 앞서 말씀드린 것처럼 PCOCC-A에는 국산 소재만의 품질 안정성이라는 매력도 있었습니다. 현재 해외 소재가 이를 충족하는지 여부는 실제로 확인해보지 않고서는 알 수 없습니다. 또한, 오야이데전기 입장에서는 국산 소재의 케이블 제품이라는 것에도 가치를 두고 있기 때문에, 그런 브랜드 철학과의 조화도 고민이 되는 부분입니다."

 

インタビュー中の様子 인터뷰 중 모습

新たな導体素材の選定は、やはり簡単なことではないようだ。しかしそこを何とかクリアして、オヤイデ電気の求める品質を満たす新たな素材を見つけられた場合、異なる素材での製品開発に何かしら問題はないのだろうか？ その辺を伺ってみると…。
새로운 도체 소재의 선정은 역시 쉽지 않은 일인 것 같다. 하지만 이를 극복하고 오야이데전기가 원하는 품질을 충족하는 새로운 소재를 찾는다면, 다른 소재의 제품 개발에도 문제가 없을까? 그 부분에 대해 물어보니....

「その点については、特に心配していません。例えばACROSSシリーズに採用しているC.I.S.（十字絶縁構造）など、これまでのケーブル製作の技術は導体素材が変わっても継承できるものです。素材さえ見つかれば、いままでの技術を生かして製品として形にできます」。
"그 점에 대해서는 특별히 걱정하지 않습니다. 예를 들어 ACROSS 시리즈에 채택하고 있는 C.I.S.(십자형 절연 구조) 등 지금까지의 케이블 제작 기술은 도체 소재가 바뀌어도 계승할 수 있는 기술입니다. 소재만 찾으면 지금까지의 기술을 살려 제품으로 만들어 낼 수 있습니다."

力強い回答を得ることができた。オーディオファンとしてはこの「素材さえ見つかれば～」に期待するしかない。答えが出るのはまだ少し先のことになるだろうが、今後も注視していきたいと思う。
힘찬 답변을 들을 수 있었다. 오디오 애호가로서 이 '소재만 찾으면~'에 기대할 수밖에 없다. 아직은 조금 더 기다려야 할 것 같지만, 앞으로도 계속 지켜봐야 할 것 같다.

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以上が「PCOCC生産中止でどうなる？」取材で得られた各社の回答だ。それにしても残念なのは、ケーブルブランド各社をして「低重心で高密度で厚みのある低歪みで純度の高い音質」「これはイケる」と言わしめ、オーディオファンにも定番として評価されている素材が、経済的な事情で失われるという事実だ。やむを得ないこととは思うが、それにしても残念だ。
이상으로 "PCOCC 생산 중단으로 어떻게 될까?"에 대해 알아보았다. '라는 질문에 대한 각 사의 답변이다. 그럼에도 불구하고 아쉬운 것은 각 케이블 브랜드에서 '저중심, 고밀도, 고밀도, 두께, 저왜곡, 순도 높은 음질', '이건 괜찮다', 오디오 애호가들에게도 정평이 나 있는 소재가 경제적인 사정으로 사라지게 된다는 사실이다. 어쩔 수 없는 일이라고는 하지만, 그래도 아쉽다.

各社の努力が実を結んで、近い未来に「新しい◯◯素材のケーブルってPCOCC-Aとは違うけれどこれはこれでいい音だよね！」というような状況になっていることを願うばかりである。
각 사의 노력이 결실을 맺어 가까운 미래에 "새로운 ◯◯ 소재의 케이블은 PCOCC-A와는 다르지만 이 정도면 괜찮은 소리야!"라고 말할 수 있게 되기를 바란다. '라는 상황이 되었으면 하는 바램뿐이다.

高橋敦　TAKAHASHI,Atsushi 趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。

다카하시 아츠시 TAKAHASHI,Atsushi
취미도 일도 글쓰기를 하고 있다. 일로 하는 글쓰기는 오디오 관련 일이 주를 이룬다. 다른 취미는 독서, 음악 감상, 애니메이션 감상, 영화 감상, 일렉트릭 기타 연주와 정비, 고양이 애호가. 취미를 일로, 일을 취미로 삼아 매일 활동 중.